「鼻ほじり」の対処法

子供の鼻ほじりを見ていや〜な気持ちになった事ありませんか?
なんとか「あの穴ほじり」を止められないものでしょうか?
そのためのヒントをこれからお知らせします。

赤ちゃんがとっても小さい鼻腔穴で産まれてきて、成長とともに大きくなり、
ようやく大人と同じサイズになるのは12歳頃だというのをご存知でしょうか?
つまり幼い子供達は十分な「汚水槽」がない為、排出される粘液は1つしか行き場がないのです。

子供達はかなり早期に鼻を発見し、その質感や味(失礼!)にとても興味を持ちます。

さて、「鼻ほじり」についてどうすれば良いのでしょうか?

 トレーニングする
ルドルフ・ドレイカース博士の有名な言葉では、
「きちんとトレーニングして理解させるより、子供に言い聞かせて直させる方が時間がかかる」との事。

つまり言葉での説明より実践を交えてのトレーニングの方が効果がある!ということですね。

さてそのトレーニングの内容は「教育」と「技術の取得」。
1つずつ説明いたします。

 教育する
まずお子様に、自分の体から出てくる排出物が自然の素晴らしい汚れであり、
バイキンの「わな」である事を知らせます。
気分が悪くならないように、バイキンは体から取り除かなくてはなりません。
それを食べる事は、バイキンをまた体に戻るということで、体にとって良くない事、
と教えてあげましょう。

 技術を取得する
ちり紙がどこにあるのか、どうやって箱からだすかをやって見せます。
そして、鼻の上から優しく包み、鼻から息をだして「チーンする」事を教えます。

まず、お子様にやらせてみて下さい、仕上げは親御さんがやってあげて下さい。
その後、ゴミ箱にきちんと捨てる事もやってみます。

なかなか出てこない場合は、ちり紙を手に巻いて取る方法も実際にやってみせます。
そして、他の人達は「鼻ほじり」を見たくない事も伝えます。
爪切りやお掃除と同じで、他の人のいないバスルームなどで行う事を教えてあげましょう。
また鼻水が手についた場合には、手を洗ってバイキンをやっつける事も教えます。

 すべきでない事
「この癖をやめさせる」事だけに注力したり、小言ばかり言い始めると、
単に親御さんの注意を引くためだけに「鼻ほじり」をするようになります。
変な親子の権力闘争になったり、興味を引くための「行為」にしたくはありません。
そのためには、親御さんが物事に冷静に対処するべきです。

そして必ず、実行者(=鼻をほじる人=お子様)と行為(=鼻ほじり)を区別してあげて下さい。
「「鼻ほじり」は汚い事よ」と、その行為に対して言います。
「あなたは汚いわ」は、その人に対して言う事になり、性格や感情を傷つける事になってしまいます。

 トレーニング後、お子様が「鼻ほじり」をしていたらどうするか?
下記のうち一つ試してみて下さい:
*無視する
もし親御さんの気を引こうとして「鼻ほじり」をしているのであれば、自然にやめるでしょう

*話さず、行動する
何も言わずに、ちり紙箱を渡す

*話さず、行動する
何も言わず、バスルームへ連れて行く。

*選択を提示する
「ティッシュ、いる?それともバスルームに行く?」と伝える

*「私がどう感じるか」を伝える
「○○ちゃんは大好きなんだけど、○○ちゃんの「鼻ほじり」を見ると、ママ気持ち悪くなっちゃうの。○○ちゃんがトイレや洗面所でやってくれた方がいいんだけど」

*選択を提示する
「○○ちゃんが「鼻ほじり」を見るのは、ママ嫌なの。止められる?それか、ママが部屋から出て行こうか?」

*きっぱり、フレンドリーに伝える
あなたが見ても「鼻ほじり」を止めない場合は、怒らずその場を去る

*上記の1つを試して効かない場合、他の方法も試してみて下さい。

それでも効かない場合は?
さて最後になりましたが、それでも効果がない場合は?
ほとんどの人は常識的な社会ルールを青年期までに学習します。
社会ルールの最良の教師であろう学校の仲間は、これらの癖を止めるべく、お子様に働きかけてくれる事でしょう。
あまりプレッシャーは好まれませんが、このような仲間からのプレッシャーが効果を示す場合もありますよ!

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いかがでしたでしょうか?

さすが北米ではエチケットの考え方が厳しいというか、はっきりしていますね。
日本では爪切りや鼻かみなんて、会社でも皆さん平気でやっていますからね(私のいた会社だけ?)
北米のバスルームのような空間が、日本ではなじみがありませんが、洗面所のようなイメージだと思います。

私は「実行者(=鼻をほじる人=お子様)と行為(=鼻ほじり)を区別してあげて下さい」という事に、
なるほどと思いました。
ついつい子供の行動を注意するはずが、「ママ、そんな○○ちゃん、いやよ」と個人を否定してしまっている事が多いような。。。
こちらもちょっとした言葉の使い方に気をつけなければ!と勉強になりました。

Alyson Schaferの原文はこちらから(Handling Habitual Nose-picking)
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(アリソン・シェーファー):サイコセラピスト(精神療法士)、カナダの有名な子育てのエキスパート。
数々のテレビや学校などでの講演をはじめ著書も多数あり、ママから絶大な支持を得ている2児のママ。
Twitterのフォロワー数はカナダのトップ25に入る。