無理に「ごめんなさい」させた事がありますか?

「○○が悪いでしょ!ごめんなさいしなさい!!」
「(泣きながら小さな声で)ごっ、ごめんさい」
「もっと大きい声で、聞こえないでしょ」
「(わざと怒鳴るように)ごめんなさいーーー」

私を含め、聞き覚えのあるママもいらっしゃると思います。(笑)
なので、この「無理に「ごめんなさい」させた事がありますか?」というテーマに
思わず「どきっ」としました。
原文はカナダを代表する子育てエキスパートのアリソン・シェーファーさん。
なぜ良くないのか、どう考えれば良いのか、皆さんにも「なるほど!」と思っていただければ嬉しいです。

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子供に無理矢理「ごめんなさいしなさい!」というのは良くないですよ、と言うと、
ほとんどの親御さんは驚かれます。

親御さんは子供のしつけの為、と思っているようですが、全く子供の為になっていないのが現実です。

どうして子供のためになっていないかをお話しする前に、まず確認したいのは、私は子供達に
「自分がもし同じことをされたらどう思うか、どう感じるか」という
他人の気持ちを理解するセンスを養って欲しいと思います。

そして、子供達に自分の行動に対する責任を持ち、もし何か問題を起こした場合、
きちんと状況を改める事の出来る人になって欲しいと思います。

このゴールを達成させるために、いくつかの手段や方法をお伝えしましょう。

子供が親に「ごめんなさいしなさい!」と言われた後の子供の反応をご存知でしょうか?
たいてい泣きそうになりながら消え入りそうな声で、
もしくは逆切れで叫ぶように「ごめんなさい」をします。

なぜでしょうか?

自分が何か間違ったことをしてしまった時、いきなり親にすっぱ抜かれ、しかも皆にばれてしまったら、
子供でも恥ずかしいと思いますよね。

そして間髪入れず親から「ごめんなさいしなさい!!!」と怒鳴られたらどうでしょう?
恥ずかしい上に、自尊心をも傷つけられます。

泣きながらの「ごめんなさい」や逆切れの「ごめんなさい」は、
子供達が自分の面子と尊厳を保つ為の表現方法なのです。
言葉できちんと説明出来ない子供は、泣いたり怒ったりして自分の感情を表現します

でも心の中では、
「どうして自分がこんなこと言なきゃならないんだ!
今だけは無理矢理言わせることは出来ても、「ごめんなさい」なんて絶対思わないぞ!!
そうすれば自分の勝ちで(パパ・ママ)の負けだ!!」

・・・と悲しいことにいつの間にか、親子間のバトルになってしまい、
「自分の行動に対する責任を持ち、もし何か問題を起こした場合、
きちんと状況を改める事の出来る人になって欲しい」
という本来の目的が全く見失われてしまいます。

それどころか、子供は親に対して怒りしか覚えず、「親の言うことなど聞くもんか!」という
戦闘モードになってしまい、逆に自分の行動に無責任になってしまいます。

では代わりにどうすれば良いのでしょうか?

①自分がモデルになる
自分が間違えた時、「ごめんね」と言う。
単純に自分が間違えた時は謝る、と言う事を実際に子供に見せる。これはかなり効果があります。
(これは私でも効果がありました!)

②間を置く
いきなり「あやまりなさい!!」の前に、子供に沈黙の時を与えて気を落ち着かせる。
(=子供自身に状況を把握する時間を設ける)
この時、しゃがんで目線を子供に合わせてる、この時怒った顔でにらまない。
(これがなかなか難しいですよね・・・

③過去にとらわれず、今後にフォーカスする
「前も同じ事をやったでしょ!」と、(変えられない)過去の事を持ち出すより、
今後どうすれば良いのかにフォーカスする。
例えば「今度お友達の自転車を借りたかったら、勝手に借りるのではなく、きちんと聞いてから借りようね」など
(なるほど!)

④子供に「これからどうすれば良い?」と聞く
もしボールで近所の家のガラスを割ってしまったら、次に何をすれば良いのか子供に考えさせる、
これが「他の人の気持ちになる」という訓練になります
親から「こうしなさい」ではなく、子供に考えさせるのが大事なんですね〜)

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いかがでしたでしょうか?

ゴールを設定しそれにどうやって到達するか、という非常に北米らしい考え方ですが、
頭ごなしに「子供に○○しなさい!というのがしつけではない、と言う事に、私は「なるほど!」と思いました。

Alyson Schaferの原文はこちらから(Why Parents Shouldn’t Force  Kids to Say “I’m Sorry”)
他の子育てのヒントを見る場合はこちらから

(アリソン・シェーファー):サイコセラピスト(精神療法士)、カナダの有名な子育てのエキスパート。
数々のテレビや学校などでの講演をはじめ著書も多数あり、ママから絶大な支持を得ている2児のママ。
Twitterのフォロワー数はカナダのトップ25に入る。